タマネギ中毒


タマネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどがヘモグロビンを酸化することにより、溶血性貧血を起こすことによるものとされており、血液塗抹標本ではハインツ小体が認められる。また、摂取する食品を加熱しても毒性は消えないとされている。

症状の重さに対する摂取量と体重の相関関係は明確になっておらず、動物の種や個体差にもよるが、ネコやイヌ、ウサギではごくわずかな欠片や、だし汁などでも中毒を起こして死亡することもある。

ヘモグロビンは、(もう記憶から抜け落ちていたんですが)血液中で酸素を運ぶ役割をしています。それが壊れて溶血性貧血を引き起こす他、排出時に腎臓に大きな負担をかけ、腎機能を悪化させることもあるということです。

正直、甘く見ていて会社に行ってしまいました。休み時間にもちょこちょこ調べて、うわぁ・・・と。
帰ってからすぐに病院へ。

病院で聞いた話、あとネットなどでの話をまとめてみました。

  • タマネギ中毒には、個体差が大きい。遺伝的な要素も大きいと思われるが、食べてもぜんぜん平気な子もいるし、タマネギの入った味噌汁をちょっと舐めただけで中毒になる子もいる
  • いつも食べているからって大丈夫とも限らない。コップにちょろちょろと水を注ぐように、あるとき突然中毒になったりする
  • 急性中毒だが、すぐに具合が悪くなるわけではない。2〜4日後が注意すべきとき。1週間たって何もなかったら、今回はセーフ(前述どおり、いつも大丈夫とかそういう訳ではない)
  • 解毒剤はない。点滴、利尿剤を使いいっぱいおしっこをさせるしかない。
  • もっとひどくなると点滴。
  • ただし、食べて1〜2時間であれば、吐かせることが大事。塩水を飲ませたり、塩を口に入れたりすると吐きやすい。
  • とりあえず、すぐに病院へ。

で、点滴をうってもらいました。
点滴、といっても皮下にシリンジでぎゅーっと入れるんですね。その量500cc。はじめてみたのでびっくり。

とにかく、人間にできるのは祈ること。てんこ、がんばって〜