犬に噛まれた、そんなときは。

 さてうかつにも咬まれてしまったわけですが(飼い犬に手を咬まれる、とかどうでもいいことを思いながら)とりあえず市販の消毒液で消毒します。幸いにも、犬歯と何本かの歯の跡とが数ミリの穴になってはっきり残っていますが、血はあまり出ていません。あ、でも昔、単車でこけてひざを思い切りえぐったときに、事故の音で飛び出してきた近所の人(偶然にも看護婦さんだった)に言われた「血が出てないときのほうがかえって心配なのよね」という言葉を思い出して、ふと怖くなりました。

 とはいえ、緊急病院にいく程でもないと思われ・・・

 でも、「破傷風?」とふと頭をよぎりました。


動物にかまれて同大学形成外科で受診した人の中で圧倒的に多いのが、飼い犬にかまれるケースで、特に動物好きの女性に多い。
 「傷口が小さいと大したことはないと思いがちですが、犬のかみ傷は深いのです。市販の消毒液や傷薬で治療した場合、皮膚表面は治っていても、内部で細菌感染を起こす危険性があります」と内沼教授。
 犬の口の中には、いろいろな細菌がいる。かみ傷から細菌に感染すると、傷を受けたところが化のうしてはれ、ズキンズキンと拍動性の痛みが生じる。さらに、その感染症破傷風になる場合もあり、重症の場合は死に至ることすらある。
 「かみ傷が小さくても軽視しないで、念のため、最寄りの形成外科もしくは外科で受診してください。応急処置をした後、遅くとも8時間以内に適切な治療を受ければ、感染の危険性は少なくなります」

検索してみても、多くは自分が気づかないほどの小さな傷から感染する、発症まで3〜3週間、という広いレンジ、発症すると抗生物質は効かない、約50%の高い死亡率、と、続々出てくるロクデモナイ情報。だんだん不安になってきました。うーん。