放生会

福岡の秋といえば放生会、父ちゃんは言ったことがありませんでしたが、今でも中学生くらいの子って友達どうしでいったりするんでしょうかね。

しばらくいけなくなるかなあ、ということで、行ってみました。久しぶり、というかほぼはじめて、というか。

もうなんの祭りだかわかんない、ただ夜店というイメージしかない様な気がしますが、すごい人。1キロ余の参道が出店で埋め尽くされます。

参道の手前には、こどものころからこの姿の家具屋さん。昔はボウリング場だったんだって。

東京出身の相方は、出店といえばソースせんべいなんだそうですが、そんな出店、福岡では見たことがないような気がしますね。
かわりにたぶん東京にはないのがこの「東京ケーキ」。鈴カステラみたいなもんですが、「強力わかもと」が時代を感じます。
手前、「B-1グランプリ」って、そんなものまで屋台に、恐るべし。(シロコロホルモン屋台、なんてのもありました)

放生会といえば生姜。てっきり縁起物だと思っていたのですが、「昔はこの箱崎宮の周りには生姜畑が一面に広がっていたため、付近の農家のおばちゃんが参拝客にお土産として売り出したのがはじまり」なんですって。なんだかよくわからない由来ですね。

ここから10分ほどのところで仕事をしてるのに、初めて本殿を見たような気がする。

ぐるっとまわって、端っこのほうにはなにやら怪しげな一角が。放生会名物、見世物小屋+移動遊技場。

お化け屋敷の呼び込み、昔みんなよく真似をしていたものでした。それがいまでも変わらぬ姿でここにあってびっくり。
この見世物小屋、ぐぐってみると「大寅興行社」さんがやっていて、いまや日本に残る最後の見世物小屋なんだとか。こういうのがきっと大衆文化というんでしょう。